
「HomeshoppingMoa(ホームショッピングモア)という名前のせいで、テレビ通販と関係のないブランドは、私たちを広告媒体として思い浮かべてくれませんでした。その認識を広げることが、私たちの宿題だったんです。」
韓国のテレビ通販18チャンネルを1つのアプリに集めたテレビ通販ポータル、HomeshoppingMoa。毎月70万人が訪れ、400万件の商品を閲覧し、60万件の購買行動を行う、月間注文額150億ウォン規模のコマース媒体です。テレビ通販各社や出店ブランド向けの広告はもともと堅調でしたが、テレビ通販の外にいるブランドにHomeshoppingMoaを知ってもらうことは、ずっと宿題だったといいます。
AdControlとAdNoteを通じて外部ブランドの広告を受け入れ始めたHomeshoppingMoa。テレビ通販の外にいるブランドに媒体を知ってもらい、リソースをかけずに売上をつくるノウハウを聞きに、A.dropチームが直接訪ねました。広告チームのキム・リュンヒョン課長に、媒体としてのHomeshoppingMoaと広告事業について伺いました。
テレビ通販18チャンネルを1つのアプリで見て、通知を受け取り、そのまま買えるサービスです
Q. HomeshoppingMoaはどんなサービスですか?
A. HomeshoppingMoaは、韓国のテレビ通販18チャンネルをすべて連携したテレビ通販ポータルです。GS、ロッテ、現代といった大手テレビ通販各社を含め、今放送中の18チャンネルを1つの画面でリアルタイムに見られます。自社チャンネルを運営しているのではなく、すべてのテレビ通販会社をつなぐハブの役割を担っています。
ユーザーは今放送中のテレビ通販番組を見て、放送予定を検索して通知をオンにし、見逃した番組の商品も確認できます。そして情報を見るだけでなく、アプリ内でそのまま決済まで完了できるコマースプラットフォームであることが核心です。2013年にスタートし、現在は毎月70万人が利用する韓国No.1のテレビ通販ポータルとして定着しています。
テレビ通販を実際に見て、実際に買う30〜60代の女性が集まっています
Q. 広告主にHomeshoppingMoaのユーザーを紹介するとき、どんな特徴や数字で説明していますか?
A. ユーザーの85%が女性で、その中でも30〜60代が主なユーザーです。40代が36.8%、50代以上が34.4%、30代が20.7%と、テレビ通販商品の購買力を持つ中核の消費者層が集まっています。まとめ買い中心のテレビ通販より、さまざまなブランドを少しずつ買って使う消費に慣れた20代は、まだ比率が小さいですね。一方で30代の女性は、ビューティー商品を自分で買うことも、お母さんの代わりに買うこともあります。
数字で見ると、毎月400万件の商品閲覧と60万件の購買行動が発生しています。再訪率は86%で、10人中8〜9人がHomeshoppingMoaでテレビ通販商品を探し続けています。すでに買うつもりで入ってきたユーザーなので、大手プラットフォームより流入規模は小さくても離脱がはるかに少ない。これが、私たちが広告主に必ず強調するポイントです。
広告商品は「放送があるブランド向け」と「放送がないブランド向け」の2軸です
Q. 広告商品はどのように構成されていますか?
A. 大きく2軸に分かれます。
① テレビ通販の放送がある出店ブランド向け
テレビ通販番組が放送される1時間の間、HomeshoppingMoaのオーガニックユーザーをその放送へ集中的に送り込む商品です。たとえばGSホームショッピングのアプリ内だけで告知するとGSのユーザーにしか届きませんが、HomeshoppingMoaなら18チャンネルを行き来するユーザー全体に届きます。テレビ通販番組は短時間で最大限の注目を集める必要がある構造なので、その1時間に購買意欲のあるユーザーをどれだけ集中させられるかが鍵になります。
② テレビ通販の放送と関係のない外部ブランド向け
放送が終わった後でも、そもそもテレビ通販の枠がなくても、HomeshoppingMoaの購買意欲の高いユーザーを、ブランドが望むランディングページ(自社モール、ライブコマース、特集ページ、イベントページなど)へ送る商品です。アプリの起動時ポップアップ、終了時ポップアップ、マイメニュー、ミッションタブを1つにまとめ、1日中ローテーションで露出するトラフィックブースターパッケージが代表商品で、今年はここに動画バナー商品を追加しました。
動画広告は30秒未満であれば、形式に大きな制限なく活用できます。動画を見せて終わりのブランディング広告ではなく、動画素材にクリックを連携して、広告主が望むランディングページへ直接トラフィックを送れます。そのためブランド認知の向上だけでなく、商品詳細ページや自社モールへ顧客を誘導するパフォーマンス広告としても使えます。
AdNoteに掲載しているのは、この外部ブランド向けの商品です。テレビ通販の放送と連動する商品は各社のシステムと直接つながって運営しているので、従来どおり社内で運営しています。
Q. 社内で最も反応がいい枠はどこですか?
A. シンプルに、ポップアップです。アプリを開いたときに表示される起動時ポップアップが一番売れています。この枠で私たちが最も重視しているのは、リワードを与えて見せる枠ではなく、ユーザーにオーガニックに露出される枠だという点です。だからクリック後の詳細ページの滞在時間も、他の枠より長めなんです。クリックが発生するだけでなく、実際に商品に関心を持ってコンテンツを読み込むユーザーの比率が高いということですね。
ポップアップをクリックしてテレビ通販番組を見たり商品詳細ページに入ったりして、そこから購入につながる。その導線の中で最初の関心をつくる枠なので、購買転換も他の枠と比べて明らかに高かったです。
「HomeshoppingMoaにも広告できる?」という認識を広げたかったんです
Q. 社内の管理画面はすでに整っていたのに、AdControlを導入したきっかけは何でしたか?
A. そうなんです、社内の広告管理画面はすでにしっかり構築されていました。広告主から素材を受け取り、社内の管理画面で直接設定し、設定内容と画面を共有して、キャンペーン終了後にレポートを出して送る、という運営をしていました。だから、システムがなくて導入したわけではありません。
私たちの宿題は別のところにありました。名前が「HomeshoppingMoa」で、韓国のすべてのテレビ通販会社と連携しているため、テレビ通販と関係のないブランドは「うちとは関係のない媒体では?」と受け取ってしまうんです。テレビ通販各社や出店ブランドの広告はもともと入ってくる力が強いので、それ以外のブランドにHomeshoppingMoaを知ってもらう機会を広げたかった。売上のパイプラインを増やすことが一番重要でしたから。
だからAdControlを連携するとAdNoteに掲載されると知ったとき、まだ私たちを知らない広告主にHomeshoppingMoaを知ってもらえる告知チャネルが1つ増える、という点が一番大きかったです。連携も簡単でしたし、導入の過程ではSlackで1対1で細かくサポートしていただきました。社内では「やらない理由はない」という結論になりました。
設定もレポートもなく、精算だけすればいい売上ができました
Q. 導入後、広告運用はどう変わりましたか?
A. 正直に言うと、売上が大きく跳ねたというより、私たちのリソースがまったくかからない売上ができた点をポジティブに見ています。
以前は広告を1件受けると、素材を受け取って設定し、設定画面を共有し、終了後にレポートを作って送るところまで私たちの仕事でした。AdNote経由で入ってくるキャンペーンは、広告主が自分で予約して素材をアップロードし、成果を確認するので、私たちは承認と精算だけで済みます。レポート用のアカウントを別途開く必要もありません。
HomeshoppingMoaを名指しでの問い合わせはまだ多くありませんが、AdNoteが私たちのユーザーに合う広告主をマッチングして提案してくれるので、自然と新しいブランドがつき始めました。
初めての業種なのにCTR 8〜13%が出ました
Q. 印象に残っている広告主やキャンペーンはありますか?
A. AdNote経由で実施した2つのキャンペーンが印象に残っています。どちらも私たちにとって初めての業種で、リファレンスとして積み上げるのにとてもよかったんです。
事例1. センピョ「Pontana」新商品ウィーク
センピョのブランドPontanaの新商品プロモーションを、6月初旬にトラフィックブースターパッケージで実施しました。起動時ポップアップ、終了時ポップアップ、マイメニュー、ミッションタブに1日中ローテーションで露出する商品で、CTRは8.4%でした。媒体資料には想定CTR 7%と書いていたので、それを上回ったことになります。食品はテレビ通販ユーザーに最も近いカテゴリなので、放送枠がなくても新商品の情報をテレビ通販ユーザーにそのまま届けられることを示した事例です。
事例2. Miso エアコンクリーニング
生活サービスブランドのMisoが4月中旬、エアコンクリーニングの繁忙期を前に出稿しました。CTRは約13%。家のことを自分で管理する30〜60代女性というユーザーの特性が、そのまま表れた結果でした。テレビ通販とまったく関係がなさそうなサービス業種でも、HomeshoppingMoaのユーザーにしっかり合うことを確認できたキャンペーンです。
テレビ通販に出てきそうなものは全部合います。特にビューティーデバイスと健康食品、食品、アパレル、家電です
Q. HomeshoppingMoaのユーザーと特に相性のいい広告主や業種は?
A. これが私たちの強みであり弱みでもあるのですが、全部いけます。テレビ通販で売れているカテゴリはすべて、HomeshoppingMoaのユーザーに合うからです。その中でも需要がはっきり高いのはビューティーとビューティーデバイスですね。7〜8万円台のデバイスでも皮膚科に通うより安いと感じるので、女性ユーザーは惜しまず買います。健康食品も大きく動く業種です。
ここに食品、アパレル、家電を加えると、私たちの主要ターゲットである30〜60代の女性とテレビ通販商品の特性に特に合う5つの業種になります。ただ業種より大事なのは、「実際に買う目的で入ってきたユーザーに商品を直接知らせ、購入までつなげたいブランドかどうか」です。そういうブランドであれば、業種を問わず積極的にご提案したいですね。
リファレンスが1つずつ積み上がれば、相性のいい広告主が自然と見つけてくれる構造なので、新しい業種に挑戦すること自体を歓迎しています。食品や生活サービスのような初めての業種が入ってきて、いい結果を出したことがその証拠です。
毎月違うプロモーションで「私たちはずっとここにいます」と伝えています
Q. 広告主との関係を維持するための、HomeshoppingMoaならではのノウハウはありますか?
A. プロモーションにはとても力を入れています。毎月違うプロモーションを実施していて、1年を通して見ても同じプロモーションが重なることはほとんどありません。プロモーションを見たからといって、すぐに広告を出すわけではないんです。でも今すぐ広告を出さなくても、「私たちはずっとここにいます」と伝えておかないと、広告を出すタイミングが来たときにHomeshoppingMoaを思い出してもらえませんから。
実際にプロモーションと一緒にアンケートを1度実施したところ、回答率が爆発的でした。広告主の皆さんが私たちのプロモーションをすべて見てくれていたんです。最近はプッシュ2倍イベントや、既存の広告商品に起動時ポップアップ1日追加といった、枠の追加支援型のプロモーションを実施しました。代理店は金額割引より枠の追加や露出ボーナスを圧倒的に好むので、今後も広告主がさまざまな枠を直接体験して広告効果を高められる方向で、プロモーションを拡大していく計画です。
ターゲティングできる枠を広げ、シーズンごとに使えるパッケージをつくります
Q. 今後、HomeshoppingMoaの広告事業をどう育てていきたいですか?
A. 今後は既存パッケージ内の枠をより高度化して、広告商品全体の効率を高める方向で運営していく計画です。特に広告主のニーズに合わせてターゲティングできる枠を増やし、実際に購入する可能性の高い顧客へより直接的に届く広告商品をつくっていくことが目標です。
第4四半期や主要シーズンを前に、広告主の皆さんがより効果的に活用できるシーズン別、時期別のプロモーションやパッケージも拡大して運営していく予定です。
インタビューを終えて
キム課長との対話をまとめると、HomeshoppingMoaの広告事業の拡大は3つに集約されます。
1つ目は、「すでに買うつもりで入ってきた30〜60代女性70万人」という媒体力を、低い離脱率と高いCTRという成果で広告主に証明していること。2つ目は、放送があるブランドと放送がないブランド向けの商品を分けることで、テレビ通販の枠を持たない外部ブランドも購買意欲の高いユーザーに届く道を開いたこと。3つ目は、AdControlとAdNoteを通じて「HomeshoppingMoaにも広告できる」ことを新しい広告主に伝え続け、新しいリファレンスを確保しながら、同時に運営リソースをかけずに追加の売上を生む仕組みをつくったことです。
テレビ通販を見て、テレビ通販で買うユーザーに、テレビ通販の外のブランドが届き始めた媒体。HomeshoppingMoaの広告事業は、ターゲティング枠の拡大とシーズンパッケージによって、ビューティー、健康食品、生活サービスを越え、さらに多様な業種のリファレンスを積み上げる準備を進めています。
HomeshoppingMoaのように新しい広告主に媒体を知ってもらいたい媒体はAdControlから、テレビ通販を見て買う30〜60代女性にブランドを届けたい広告主はAdNoteでHomeshoppingMoaを予約してみてください。
編集:Matthew
作成日:2026.09.01